先月、アイナナ(アイドリッシュセブン/IDOLiSH7)の3部が完結しました。ちょっと記憶があいまいなところもありますが、アイナナの感想と言えばこのブログと自己申告をしている以上、ここらで感想を書いていきたいと思います。完結してから少し経つので、もうネタバレガーとは言わせない。
だから言っておきます。ネタバレありの記事ですよ。
3部のざっくり復習
アイナナはストーリーを売りにしているゲームなので、これまでもずっと丁寧に、盛りだくさんでしたが、3部のボリューム感はすごかったですね。要素が。要素が詰め込まれてた。
- 思ってたより出番ない新ユニット登場
- ついに明かされる&解決するヤマさんの復讐関連
- re:valeの過去描かれる
- これでもか、と描かれるre:valeの有能さ
- TRIGGERの転落と、それでも転落しないTRIGGERの輝き
- メッゾのユニット仲深まれり
- 陸、ゼロと同じタイプのモンスター疑惑(今後の不穏の布石)
- 桜春樹とナギの過去断片的に描かれる
- で、最後はナギ離脱が仄めかされて…4部へ
抜け、ないかな? こんなものだったと思います。小さいところでは八乙女社長が急激に改心したりもありました。
1部から長く引っ張ってきた大和さんの問題が回収されたのは大きかったと思います。
大きくは、大和さん問題、リバレの過去、トリガー転落、ナギ&春樹の4つの山が描かれました。
3部で今心に残ってること
3部を読んでいて心に残ったことを書いてみたいと思います。
ざっくり全体のまとめと感想
ヒール役として出てきたツクモプロの月雲新社長は3部最大の山であるトリガー転落と大和さん問題に絡んでいました。
リバレの過去は、おそらくここのタイミング以外では描くのが難しいので入ってきたのだと思います。ずいぶん詳しく描かれてびっくり。リバレ推しの人は嬉しかったと思います。
ナギ&春樹の絡みは、予想ですが、本来は4部で進めるはずだったものが、意外に入ってきちゃった、みたいなかんじだと思いました。筆が乗っちゃったのかな。
ただ、4部をナギ離脱から始めたいとなると、3部である程度は描いておかないと回想入れるタイミングもなくなるし、予定通りだったのかな。
3部のティザー公開の段階ではトリガーのストーリーが中心になると思っていたし、実際1章1話で少し未来の「転落後のトリガー」が描かれるところから始まったので、3章の軸はトリガーだったのだと思います。
ですが、トリガー絶好調→ツクモの策略により転落→復活の中の、転落から復活の間にナギ&桜春樹問題がぶちこまれたので、トリガーの存在感、薄くなっちゃって可哀そう……、と思いました。
桜春樹の行方不明は大分前からストーリーのフックとなっていて、読者はみんな気になっていること。加えてトリガーが、転落しちゃって大丈夫なの!?というところを抜けて→なんだか大丈夫そうな流れだわ、となったタイミングでナギ離脱の流れが盛り上がったので、最終章のトリガーVSアイドリッシュセブンのインパクトがなくなってしまったかんじ。もはやそれどころではない。
サクラメッセージのネタバラシを3部でやっておきたかったのかなぁ。最後のほうはトリガー視点を多めにしてナギ離脱はほんとうに仄めかすくらいにして、4部で回想入れたりしたほうがよかったんじゃ……と思っています。3部の「え? ここで終わり?」感は主にここからきています。
ナギと並行しつつも、ライバル対決できれいに終わりにしたかったんだけど、今いち存在感出なかったっスー みたいな。
わたしが考えることじゃないんだけどね。構成難しいんだなぁ……。
sakura messageに仕掛け
ZOOLの方が仰っていたのでサクラメッセージに仕掛けがあるのは早い段階から分かっていましたが、ナギのお家騒動&桜春樹の現状への布石になる歌だったみたいですね。
最終章でナギさん激オコだったのですが、正直わたしはまだピンときてません。
のようなことを言っていましたが、どういうことだろう?
歌詞も桜春樹が書いたということなのか、はたまた設定が明かされることで解釈が変わるタイプなのか。この辺の考察は3部をもう一度読み返してから、後日に譲ります。
大容量のre:valeの過去
若い時の万里さん、千さん、百さんが見られます。万さん千さんの出会いとか、旧リバレ→新リバレへのくだりがかなりのボリュームで描かれました。正直びっくり。リバレは2部からのご活躍ですが、かなり人気があるようなので急きょ増やしたのかな? と(また)邪推したくなるくらいの愛されよう。でも読めて楽しかった。
龍之介の大躍進
TRIGGERの中でも随一の良い人である龍アニキですが、正直今イチ存在感がありませんでした。ですが、3部に来てピンチからの覚醒で急激にかっこよいかんじに。ストーリー上とはいえ、一人だけソロ曲があるとか、すごい。2018年から月に一人ずつソロ曲が解禁してますが、みんな、ゲーム内ソロデビューは龍アニキだったこと、忘れないでくれよな。
七瀬さんモンスター騒動
「なぜか一生懸命で愛される七瀬さん」はコントロールの効かないモンスターという、不穏な布石が打たれました。一織くんはドキドキしています。アイナナは天と陸の対立軸を明確にしようとしてきますね。ファンから愛される陸。ファンを愛す天。これは、どのように決着させるのか楽しみです。物語の命がどこにあるかを示すキーになる要素だと思います。この対比も考察したいです。
考察は後日。4部期待
2000字以上も書いてしまって、長くなったのでこの辺で……。
友達と話してると記憶にない描写があるし、アイナナの記事は読んでくれる人が多いみたいで嬉しいので、しっかりもう一度読んでから、sakura message関連とか、陸天関連とか、今度はターゲットを絞って感想を書いてみたいと思います。
合わせて読みたい
コメント