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私の子育て方針「死なせない」「邪魔しない」「覚えていただく」

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marimari1101 / Pixabay

毎年夏に、なぜか子育てについてのまとめのような記事を書いています。なんか書きたくなるんですよね。
(※アップを忘れていて、12月になってしまいましたが、記事を書いたのは8月です)

子供の時、子供を産んで母親になるのはちょっと嫌だなと考えていました。これ以上なくめんどくさそうだからです。いわゆる赤ちゃんの時期、夜中に何度も起きなくてはならないとか正気ではないと思っていました。イヤイヤ期とかも嫌だし、反抗期も嫌だし。

わたしは極度のめんどくさがりです。ものぐさの天使です。毎日色々悩みたくありません。めんどくさいからです。習い事をどうするとか、厚着させるのさせないのとか、正直に言って面倒くさい。

「人によって違うこと」について悩むのは大変なことです。それなのに自分ではない人について考えるなんてやってられません。その人本人にしか正解が分からないことを極力悩みたくありません。

今までだってめんどくさくて家がめちゃくちゃに汚かったくらいなのに、これ以上抱えきれません。

子供ができる前から、子育てが果てしなくめんどくさいだろうということは、理解していました。
でも、子供について親が果たす役割が大きいことも分かっていました。わたしも子供だった時代があるから。

そこで「いかに省エネに、十分に、子供を育てていくか」のために、わたしは子育ての基本方針を作ることにしました。
本を読むのは好きなので、そのために読書をすることは苦にならなかったのです。

現状設定している基本方針、それは「死なせない」「邪魔しない」「覚えていただく」の3つです。おそらくこの3つの柱は子供が大きくなっても機能していくのではないかと思っています。

わたしの子育て方針は完璧なものではないどころか不完全極まりないでしょうが、自分ではわりと満足しています。
そんなに頑張ってもないけど子供とは仲良くやっていて、まあ、わりとめんどくさくないかなー? と感じているからです。

そこで、記録のためにこの3つの方針と、それを支えるために気を付けていることを記事にすることにしました。

わたしのような極度のめんどくさがりのお母さんの参考になることがあれば幸いです。

目次

.わたしの子育ての三つの柱

私が基本方針として考えている「死なせない」「邪魔しない」「覚えていただく」の3つについて詳しく書きます。

死なせない

「死なせない」のは文字通り命を奪わないということです。故意であろうと事故であろうと、子供の命に危険がないように気を配ります。

具体的には
外を歩くときには手をつなぐ
子供の行動範囲から危険物を予め排除しておく
子供に暴力を働かない
安全が確保できない、危険なところでは目を離さない

転んだとか、ちょっとした段差から落ちたとか、それはもうしょうがないし、誤解を恐れずに言えばそれは子供の仕事の範疇と考える。それくらいじゃ子供は死なないからOK。
でも高さのある場所や、安全が確保できない場合は気をつける。みたいなかんじです。

また「死なせない」には「子供の精神を死なせない」という意味も含んでいます。
肉体的な死はそのまま命の終わりですが、精神的な死は肉体的な死とは別に訪れます。
子供の心を壊さないように尊重することは大切にしています。(いつでも尊重できるわけではないけど……)

邪魔しない

「邪魔しない」は、子供の育ちを邪魔しないという意味です。

「死なせない」に関わらないことに関しては、子供の意志を尊重して邪魔しないようにしています。
新生児から1歳くらいまでが顕著でしたが、子供は勝手に寝返り→はいはい→つかまり立ち→歩く……のように、勝手に育っていきますよね。
そこに親の援助が全くなかったわけではないですが、わたしが計画をしたわけでもありません。子供が勝手に判断して頑張ってやってきました。なんかもう「すげえな」ってかんじです。

なので「子供は勝手に育ってくれますほんとありがとう」が私の方針です。「育ち」に関しては基本的に悩むのをやめました。「自分の責任で大きくなってね、母さん極力邪魔しないからさ」というかんじです。
その代わり、出来る限り子供の興味や訴えを尊重しています。

具体的にはこんなかんじです。
今日はパジャマ着ない→うむ、許そう
今日はパジャマ着ない(真冬)→着てもらわないと困ります
今日はお風呂入らない→うむ、分かった
今日はお風呂入らない(3日目)→今日は絶対に入ってもらいます
〇〇やりたい→やってみようか
〇〇やりたい(時間or余裕がない)→今は無理、今度ね。(※約束を守る)
〇〇やりたい(危険)→お兄ちゃんになったらできるようになるよ。まだ無理かな。でもコレならしていいよ
オムツ替えない→分かったよ…あとで替えよう
オムツ替えない(もうパンパン)→もう時間切れ、替えます

例えば、パジャマを着ないで寝るということになった日は、もうそれでいいんだけど、やっぱり寒くないかは心配です。寝つけないようなら「寒くないの?」と確認して、それで自分でパジャマを着たいと言い出すこともあります。
そのまま寝てしまい、翌朝鼻水が出る日もあります。そういう時は「昨日パジャマを着なかったから冷えちゃったのかもね」と言います。

この辺は色々あきらめることも必要でした。「あきらめる」に関しては後で書きます。

覚えていただく

基本的に子供は勝手にすくすく育って大きくなると思っていますが、子供の中に備えられている「大きくなるよプログラム」にインプットされていないことがあります。
それは

毎晩きちんと歯を磨く
裸で外に出ない
ごはん中にうろうろしない

などの、生活習慣に関わることや、社会常識、文化に関わる諸々です。
でもこれは正直子供とっては「関係ないもの」なんだと思っています。
食事中に歌を歌ってはいけないとか、渡し箸がいけないとか、自分に普通に染みついている習慣というのは、基本的にはこちらが子供に押し付けているものであって、それができないから悪い子というわけではないと思うんです。

でも、覚えてもらわないと困る。
歯磨きも「大きくなるよプログラム」にはないことだと思うけど、歯が痛くなると困るし、虫歯になるとある意味取返しがつかない。
なので、こういうことは
「スミマセン、聞いてなかったとは思うんですけど、これ、やってもらうのがルールなんすよ」
みたいな気持ちでいます。

会社の教育係みたいなイメージです。親は子供の「地球人」「日本人」としての先輩なので、日本コーポレートに入ってきた新人日本人へ「ああ、歯磨きはしないと退社できないから。ちょっと難しいけど覚えてね」みたいなテンションでルールを「覚えていただく」みたいなイメージでいます。

3つの方針を守るために必要なこと

以上の3つの方針を決めたことでかなり楽になりました。わたしが考えるべきことがはっきりするからです。

ご飯の準備(飢えると子供が死ぬ)
安全の確保(安全じゃないと子供が死ぬかも)
適宜、子供がどうしたいか聞く
今必要なルールを教える
やってほしいことや覚えてほしいことはお願いする

必要なのはこれくらい。
なのに毎日バタバタして子供に切れたりする日も多いので、子育てのタスクの重さは信じられないほどに重いです。

十分頑張っているはずなのに、可愛いわが子のお世話に関して「手を抜いているんじゃないか」と不安になったり「もっとやれるんじゃないか」「この子はこれで大丈夫なのかな」という謎の病にかかることもあります。

ですが、わたしは子育てのめんどくささから逃れるために方針を立てたので、こういった謎の義務感や不安感は邪魔になります。
また、「子供を尊重すること」は楽な反面けっこう忍耐が必要でした。
謎の病から自分の心を守り、子育て基本方針を守るためにしていることがあります。

あきらめる

綺麗な部屋、効率、全部あきらめました。片付けても一瞬でおもちゃの海が広がる。
毎日のお風呂、毎日のお着換え、あきらめました。一日家にいて着替えが嫌なら、一日パジャマでいればいいよ。
理想的な子育て、手作りの色々、あきらめました。そもそもわたしには無理だったんじゃ。
テレビの制限、あきらめました。めっっっちゃ見てる。今はミッキーマウスとロードレーサーズをrepeat & repeat

色々あきらめて、その代わり楽になったことをラッキー! て思う。
わたしが頑張るのは子供の主張に対して「イエス」を言えるかどうか考えることだけ。

心変わりを許す。結論を待ってあげる

「まあ! ダメな母親だわ!」と言われそうで書くのが怖いけど、わたしはけっこうなんでもOKにしてしまいます。子供は冷房の効いた部屋でおむつ一丁で寝る日もあるし、それで体調くずしたかな? 失敗…みたいなこともある。連日お風呂にどうしても入りたくない! というので入らなかったら、あせもになりかけたこともある。

「寒いと風邪をひくかも」「お風呂に入らないとかゆくなるかも」みたいなことは言いますが、張り合うのも疲れるのであんまり戦いません。実際にお風呂入らなくて肌がかゆくなっちゃったら「やっぱりお風呂に入らないから、かゆくなっちゃったのかもね」と言います。

決めたのは子供だから、このくらいのことでわたしは責任取らない。あーららこーらーらー、母さんの予想が当たっちゃったね! てかんじ。で、「次からこうしようぜ」って提案して、教える。

逆にお風呂に入らないと言ったのに「やっぱり入る!」となったら、入ります。
その時は願ったり叶ったりじゃん! ってかんじなんだけど、自分に余裕がない時は「もう~入らないってさっき言ったじゃん! 母さん眠いんだからね!」みたいな恨み言を言ってしまう日もあります。

尊重する

「邪魔しない」というのは慣れるまでけっこう大変。心配して手を出しすぎたり「生まれて1~2年の若輩者はわたしの言うことを聞けぃ!」みたいなモードになってしまう。あと、わが子は2才半になって大分意志の疎通がとれるから「尊重」もしやすいけど、0~1才までは親が率先して様子をうかがわないとお世話もままならないから、「尊重」することが難しい。

余談ですが、2才過ぎくらいまでの「尊重」のためにはこの本がオススメです。
育児本のおすすめ、6000回のおむつがえ

子供を尊重するために心に刻んでいることは「彼が何者なのかわたしは知らない」ということ。
彼はわたしの子供だけど、わたしじゃないから、なにが喜びでなにが大切なのか分からないし、分かったつもりになるのもあまり良くないな、と自分を戒めています。

自分のニーズを大切にする

わたしは「あきらめている」し、「子供を尊重」している。前は洗濯なんて週に1回でも回ったのに、今は晴れた日は毎日洗濯しないとならない。ご飯も前より栄養に気を使ってる。

これは子供ができたから増えた面倒ごとです。
でもこれは、子供のせいじゃない。わたしがこちらの都合で勝手にやってること。
子供に元気でいてほしいからご飯を作るけど、家事をするけど、「子供に元気でいてほしい」のはわたしの気持ちであって子供に強要されたわけじゃない。

なので「子供のために」が増える毎に子供を尊重できなくなります。こっちは親の責任とか愛情とか感情とかで子供を尊重しているのに、子供は別にこっちを尊重してくれないし、関係性にギブアンドテイク持ち込むと苦しくなるから。

だから自分のニーズを大切にすることはかなり優先度高めです。
具体的には具合の悪い時やホルモンバランスが悪い時などは家事もしないし料理もしないし、子供と離れたい時には旦那にお願いしたり一時保育を利用して離れるし、ひとりで日帰り温泉行ったりゲームしたりします。

本当に、自分のニーズを自分で満たさないと子供を尊重することが一気に難しくなります。
自分に余裕があると、子供がイヤイヤしてもかわいい大好きちゅっちゅっと思えるんだけど、余裕がなくなってくると本当うるさい黙って、みたいな気分になります。
夜泣きが続いたりするとほんと……「お前……オイ……母さんも人間なんだぞ……?あーん?」みたいな気持ちなって対応がまるで別人になってしまう。

肩こりや腰痛を抱えるお母さんはすぐに整体などに行って体を緩めてください。一気に余裕が戻ってきますよ。オススメ。

茶野家の子育て方針でした

そんなわけで、日頃心がけていることをまとめてみました。
子供はほんとうにかわいくて、大好きで、大切で、もうああああーーーーーってかんじなんですが、子育ては本当に大変ですね。
我が家の2才半のコラムでした。

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